中性脂肪値が高い〜人体への影響

人体への影響

ここでは中性脂肪を摂取しすぎてしまって体内に蓄えすぎてしまった場合、私たちの体にどのような影響があるのか見ていきます。

中性脂肪が必要量以上に多く体内に入ってくると、必要量以外の余分な中性脂肪は血液や肝臓、皮下脂肪などに吸収されて貯まっていきます。

適度な蓄積であればどこに貯まっても適度にエネルギーとして使われることになりますので大丈夫ですが、一定量を越して体内に貯まってしまうと、肥満や脂肪肝あるいは動脈硬化などの引き起こして、重度の病気を発症してしまう可能性が高まります。

 

そのまま中性脂肪を減らすことができずに度を越した状態を続けた場合、体内には一段と中性脂肪が蓄積されていくことになります。すると、肝硬変を引き起こしたり、心筋梗塞などの心疾患を引き起こしたり、脳梗塞などの脳血管障害に進展することになります。

心筋梗塞、肝硬変、脳血管障害(脳血栓、脳梗塞など)を引き起こす

同じように、コレステロールでも過度の摂取は同様の危険性が考えられますが、日本人の場合多くの人はコレステロールよりもむしろ中性脂肪の値の方が高い為に病気になっている人が多いことから、これを着実に減らすように努力することが非常に大切です。

中性脂肪の人への影響は

 

だからといって、中性脂肪、コレステロールが低ければいいのかというとそういうものではありません。中性脂肪などが低すぎると、今度は体に必要なエネルギーを作り出すことができなくなり、生きていくことが難しくなります。

 

中性脂肪が作りだすエネルギーによって、私たちは何日間か食事をしなくても何とか生きることができます。そして、エネルギーによって熱を作り出し、体温を調節してくれます。体の臓器を、外部刺激から守るという重要な役割も果たすわけです。

 

このように中性脂肪は、人体にとても大きな影響を及ぼしています。

中性脂肪が高いことを放置した場合

肥満体型や運動不足などで中性脂肪を減らす必要があるにも関わらず、減らす努力もせずに放置した場合に、どのようなことが起きるのでしょうか。

中性脂肪を減らすには

中性脂肪が高いにも関わらず肉中心の食生活を続けていたり、暴飲暴食を行っていたり、ちょっとした移動や買い物の際にも車を使ってしまったり、家に引きこもってしまって外出しなかったりすることはとてもよくありません。これでは中性脂肪を減らすことはできません。

 

しかし、良くないことはわかっていても、長年続けてきた生活習慣となってしまったことをやめたり、変えたりすることは、なかなか大変なことです。自分自身の意識改革をしっかりとするほかはありません。

 

中性脂肪によって私たちの体に及ぼす病気の危険性について十分に認識することで、それまで習慣となっていた食生活やライフスタイルを少しは変えることができるかもしれません。

中性脂肪が高いまま放置すると

血液検査などで中性脂肪、コレステロールが高いなどと指摘されているにも関わらず、そのまま減らす努力をしないで放置した場合どうなるのでしょうか。

 

まず、中性脂肪が体内に貯まっていくと、血液中にも中性脂肪が多くなってしまい、その状態を高脂血症(脂質異常症)と呼んでいます。そして、コレステロールが多い場合は高コレステロール血症と呼ばれ、中性脂肪が多い場合は高中性脂肪血症と呼ばれます。

高い中性脂肪を放置すると

 

この高脂血症が長く続いていくと、血圧が徐々に高くなっていって、やがてはかなりの高血圧を引き起こすことになります。

 

さらに、高脂血症や高血圧状態を続けていくと動脈硬化を進行させてしまうことになる為、早めに中性脂肪を減らすようにコントロールすることが大切になります。

 

高脂血症も、高血圧も、症状が悪化するまでは表面上に異変が表れないため、なかなか気づくことができないというのが現実です。その為、出来る限り定期的に検査を受けるなどして、自ら意識してチェックするしかありません。